終活とは「人生の終わりのための活動」のことですが、昨今の終活ブームによって葬儀、お墓、財産、身の回りの整理などを元気なうちから考える人が増えました。

ところでこの終活、いつから始めればよいものなのでしょうか。

終活はいつから始める?

考えている女性

終活はいつからとか何歳から始めるという決まりはありません。

いつでも死ぬ可能性があるという点や、終活の分野は葬儀やお墓に関わることだけでなく、
医療・介護や住まいに関することなど多岐にわたるため、いつ始めても早すぎるということはありません。
ですから、どの年齢から始めてもおかしくはないため、
終活は思い立った時に始めると良いでしょう。


楽天インサイト株式会社が、
全国の20代から60代の男女1,000人を対象に「何歳から終活を始めたいか?」を聞いた
アンケート調査では、4割以上が「60代から終活を始めたい」と回答しています。

やはり、定年後や子育てが終わり、
時間的に余裕ができる60~65歳を目途に終活をはじめることが一般的とされていますね。

65歳以降でも遅いということはありませんが、
終活には生前整理など体力を要する事柄もあるため、健康なうちから始めることが重要です。

終活を始めるタイミングは?

時計の盤面

よく、年齢別で分けて、終活のタイミング等が書いてありますが、
当社が思うおすすめのタイミングは、
何となく「終活」や「エンディングノート」に興味を持ったその時だと思っております。

しかし、やはり終活をすることによってメリットというものは確実にあります。
そのメリットをお客様の声から抜粋してまとめましたのでお伝えいたします。

終活を行う5つのメリット

メリットと書かれたメモ

「死」に対しての不安を解消できる

いままで死に関する話題は、縁起が悪いと考えられていました。
しかし、終活に取り組んだことで自分自身に整理がつき、不安を解消できたという意見が多く出ています。

遺された家族の負担を減らす

葬儀やお墓などが白紙のままの場合、万が一残されたご家族は決めるべきことが山積みになってしまいます。
エンディングノートに自分の希望する内容をすべて書いて残しておけば、残された家族は、それを見ながら葬儀などの段取りをすることができるので、これがあることで助かったという声が多く聞かれます。

人生の振り返りができる

終活には、資産や物品の整理をするということが目的ではありますが、これまで培ってきた人間関係や自分の人生を振り返るという大きな目的もあります。
終活に取り組んだ時間は、今までの人生を静かに振り返り色々思い出すよい機会になったと、喜びの声も多くあがっています。

残りの人生を充実させることができる

人生の最期を考える終活は、これからの人生を明るく楽しく暮らすためのよい指針になります。
特に、20代・30代の方が終活をした場合、
数年先の未来を見据えた時、生命保険・年金・貯蓄の必要性なども見えてきます。
また、身近な存在である親に対する感謝の気持ちや、友人などの大切な人との関係を大切にしようという気持ちが芽生えるきっかけにもなります。
40代の方などは、
使用していない銀行口座やクレジットカードの解約、投資先の状況確認と整理、なんとなく取っておいた品物の整理をしたりして老後の準備を始められます。
50代・60代の方は、
エンディングノートに自分史を書いてやり残したことを整理したり、
資産の整理や老後のライフプランニングを行います。
そして、人生の最期に対する不安を解消できると、これから過ごす未来を前向きにとらえることができます。

遺産相続のトラブルを回避できる

ご自分の死後、残された大切なご家族が遺産相続のトラブルになり、ご家族の仲が拗れてしまったり、憎みあう関係になるのはとても悲しいものです。
終活では、財産の分配や相続方法などについて具体的に検討します。
必要な場合は、遺言書の作成もできます。

終活を早いうちに始めるメリット

若者が笑顔でこちらを向いている

メリットを読まれて、お分かりになると思いますが、
家族との関わり方、老後の趣味、お金の使い方など、早いうちから
将来のことを前もって考えることで、余裕のあるセカンドライフを送ることができます。
理想的なセカンドライフも実現しやすくなるでしょう。

終活は具体的に何をするの?

終活で具体的に取り組むことはどのようなことがあるか。

1.エンディングノートを書く
エンディングノートには書き方の形式・ルールはありません。
書く項目も自由です。
具体的な項目としては、ご自身の個人情報の他、家族・友人知人の連絡先、預貯金や有価証券などの資産から、医療・介護への希望、大切な人への感謝の言葉など、なんでも書くことが出来ます。
注意すべき点として、作成後は必ず保管場所を誰かに伝えておくようにしましょう。

2.生前整理
整理するものは、モノだけでなく、情報や人間関係も含まれます。
銀行口座や不動産などのモノのほか、SNSやインターネットサイトのアカウント、パソコンやスマホに入った写真などのデータ類などの情報も、いざという時にわからないと、家族が解約などの手続きをする際に大変困ってしまいます。

3.葬儀やお墓の準備
大切な家族が亡くなった直後に行う葬儀の準備は遺族に大変な負担になります。
気力がない中、故人と遺族の最期の時間をしっかりと持つためにも、事前準備は欠かせません。
また、最近は家族葬・直葬など、葬儀の形式も多様化しています。
故人本人の意思を明確にするためにも、予め備えておきましょう。

4.遺言書の作成
相続財産を巡って家族が対立することは珍しくありません。
遺産分割の場面で、相続人それぞれの意見がぶつかり、争いに発展してしまいます。
予め遺言書を作成し、故人の意思を明確にしておくことで、このような事態を防ぐことになります。

まとめ

終活は一般的に60~70代からはじめる人も多いようです。しかし、早すぎるからといってデメリットがあるわけではありません。自身が終活を意識したタイミングで、できるところから手をつけていくことが大切です。

また、終活をはじめても途中で思いが変わることもあるかもしれません。そんなときはエンディングノートなどを見返しながら、理想とする人生の終わり方をじっくり考えましょう。

実際に終活を始めてみると、やらなければいけないことや、
用意しなければいけない書類・手続きも多いので、
できるだけ早めの行動を心がけることが “成功のカギ” といえます。

ご自身で進めることが難しい場合には、専門家に相談することも一つです。
終活は幅広い知識が必要な分野であるため、初めて行うとわからないことが多く、挫折しがちです。
満足のいくセカンドライフを送るなら、充実したサポートと自分らしさを両立できる
GOOD ENDINGにお任せください!!