終活ガイドとは?

高齢者に寄り添う女性

終活ガイドとは、一般社団法人終活協議会が認定する、終活に関する専門資格のことです。
終活ガイドは、終活に関する知識を幅広く身につけており、終活の専門家として様々なお悩みを抱える方の相談に乗ることが出来ます。

終活ガイドを取得される方は、ご自身のスキルアップ、キャリアアップを目指している方が多いようです。
本業で高齢者との接点があり、ご自身で対応できる仕事の幅を広げたいという思いをお持ちの方が多く見えます。

厚生労働省の発表では、65歳の高齢者の数は2042年に3,935万人となり、ピークを迎える事が予想されています(令和2年版高齢者白書)。
高齢者からの様々な相談を受けることができる終活ガイドの存在は、今後ますます需要が増えると考えられます。
興味がある方は是非、資格取得を目指してみて下さい。

終活ガイド取得で身につく知識

本棚にある沢山の参考書

終活ガイドは1~3級と、エンディングノート認定講師の4つに分かれています。
それぞれ解説していきます。

終活ガイド3級

終活ガイド3級では、終活全般に関して基礎的な知識を学ぶことが出来ます。
終活を学んだことがない方でも分かるよう、幅広い分野の知識を基本的な項目から知ることが出来ます。

学ぶことが出来る具体的な分野としては、終活が生まれた背景や終活の意味などの基本から、介護・認知症・年金・保険・遺言・相続・お葬式・お墓・生前整理・遺品整理の基礎的知識など多岐に渡ります。

終活ガイド2級

終活ガイド2級では、3級で学んだことをより深く学ぶことが出来ます。
2級のゴールは、終活に関して悩んでいる人に対して「アドバイス」が出来るようになることです。
学ぶだけでなく、実践に活かしたい方は、2級まで取ることをオススメします。

終活ガイド1級

終活ガイドの最上級資格です。
1級取得者は、終活で悩みを抱える人の相談に乗れるだけでなく、セミナーを開催して広く活動出来るようになります。
終活の専門家として様々な活動を広くしていきたい方は、1級まで取得してみましょう。

エンディングノート認定講師

エンディングノートとは、もしもの場合に備えて、家族や周囲の人に伝えておきたいことを書き記しておくノートのことです。
エンディングノート認定講師になると、作成の際に必要な項目の内容と注意点を学べ、ノートを完成させる力がつきます。

初めて終活をする人にとってはエンディングノート作成が最も取組みやすいです。
しかし、書き方にこだわりすぎて挫折してしまう方も多いです。
エンディングノート認定講師として、最後まで書き切れるようアドバイスすることで、終活に興味を持ち、その後の人生を安心して送れる方を増やすことができるでしょう。

終活ガイドができること

高齢者にアドバイスをする男性

終活に関するアドバイスが出来る

終活ガイドを取得することで、終活に関する様々な知識を学ぶことが出来ます。
終活に関する悩みは幅広く、それらの問題に対して横断的に対応できるのが終活ガイドの強みです。
ご自身や家族などの親しい人の終活に関する悩みの寄り添えるだけでなく、その知識を仕事に活かすことが出来るようになります。

専門家への橋渡しができる

終活ガイドは民間資格であり、専門資格が必要な分野について、個別に解決策を提示することは出来ません。
しかし、終活に関する幅広い知識があることで、相手の話しをしっかり聞き、適切な質問をすることで、悩みを明確にすることができます。
その結果、適切な専門家を紹介することが出来るようになります。
これにより、スムーズに悩みを解決できるようになります。

講師として活躍できる

終活ガイドを主催する一般社団法人終活協議会では、終活ガイド取得者向けにセミナーの資料を提供したり、スキルアップ講座を開催しています。
将来的には、セミナー講師として、広く活動出来るようになります。
終活を仕事にしたい、メインで活動していきたい方にとっては非常にやりがいのあるモノではないでしょうか。

終活ガイド取得方法

テストの文字

終活ガイド1~3級およびエンディングノート認定講師資格は、終活協議会が行うテストないし講座受講により取得できます。
終活ガイド3級・2級・エンディングノート認定講師に関しては、1日で取得可能な資格となっています。
終活ガイド1級は1ヶ月を目安に、通信講座を受講していきます。
いずれも自宅での学習・テストが可能ですので、自分のペースで進めることが出来ます。

終活ガイド取得に必要な費用

電卓とノート
  • 終活ガイド3級 → 無料
  • 終活ガイド2級 → 取得費用5,000円 年会費無料
  • 終活ガイド1級 → 取得費用50,000円 年会費3,300円(初年度無料)
  • エンディングノート認定講師 → 取得費用30,000円 年会費無料

    *すべて記事作成日の2021年12月13日時点で終活協議会が公表している金額です

終活ガイドの将来性

FUTUREと書かれた道しるべ

冒頭でも述べたとおり、 65歳の高齢者の数は2042年に3,935万人となる予想で、今後ますます高齢者を主なターゲット層にしたサービスは増えていくと考えられます。

終活は、これまで「死に備える」活動と考えられてきましたが、今では「これからの人生を充実させるため」の活動というポジティブな意味にも捉えられるようになってきました。
また、20~30代など、若い層でも終活を行う人も増えてきています。
これは、終活を通じて早い段階で今後の人生を考えておくことで、充実した人生を送ろういう前向きな意味が込められています。

このように、終活に関わる取組みはターゲット層も広がりを見せており、さらなる成長が期待できる分野となっています。

終活ガイドの活かし方

SKILLと書かれた階段を上がる人

終活ガイドは、 介護・認知症・年金・保険・遺言・相続・お葬式・お墓・生前整理・遺品整理など多岐に渡る知識を習得出来ます。
終活に関する悩みを持っている方は、その悩みが一種類でなく、いくつもある方が非常に多いです。
本業でこれらのうち、どれか一つでも関わっているのであれば、そこから他の分野の悩みもまとめてサポートできるため、他者との差別化になります。
終活ガイドをしゅとくしているからこそ「~さんに相談したい!」と頼られる存在になることが出来るでしょう。

まとめ

終活は高齢化に伴い、ますます成長する分野と考えられています。
興味がある方は、まずは無料で取得できる終活ガイド3級を目指してみてはいかがでしょうか。
ご自身のためだけでなく、周りで終活に関して悩んでいる方の力になることで、今の仕事でスキルアップ・キャリアアップが望める、頼られる存在になることで人生が充実するなど、メリットは様々あります。

Good Endingでは、終活のご相談を初め、終活分野での専門家紹介を行っております。
終活ガイド取得者で、活動をされていく中で専門家の力が必要だが人脈がない…という方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、Good Endingに是非一度ご連絡下さい。
税理士を初めとした専門家チームが、ご相談者様のお悩みを全力でサポートいたします。