終活の第一歩として取り組む方が多いエンディングノート。
実は無料で手に入るということをご存知でしょうか。
書店に行くと様々なエンディングノートがありますが、市販のものは一冊1,000円ほどの購入費用が掛かってしまいます。
これが無料で手に入るのであればぜひ利用したいですよね。

今回は無料で手に入るエンディングノートについて、入手先や入手方法を解説していきます。

エンディングノートとは

ノートを書く人

エンディングノートについて、名前だけは聞いたことあるけど、中身をあまり知らない、という方に向けて、エンディングノートとは何かについて簡単にお話しします。

エンディングノートとは、もしもの場合に備えて、家族や周囲の人に伝えておきたいことを書き記しておくノートのことです。
エンディングノートには書き方や形式にルールが無く、作成者が自由に書くことができます。
記入は手書きでも、パソコンを使っても構いません。
記載する項目は、生年月日や出生地などの個人情報から、銀行口座などの資産情報、医療・介護に対する希望、大切なペットのこと、家族へのメッセージなど、あらゆる情報を書くことが出来ます。

エンディングノートを準備しておくことで、作成者の意思が明確になり、家族が様々な手続きをスムーズに行えます。
大切な人が困らないよう、早めに準備しておくことが望ましいでしょう。

【無料】エンディングノートの入手先

無料を表す「¥0」「FREE」

市町村

自治体の窓口のほか、社会福祉協議会や地域包括センターなどの自治体窓口以外の場所でも入手できる場合があります。
また、各自治体のホームページから印刷する場合もあります。
まずはお住まいの自治体に、どのような形で入手できるか確認を取るようにしましょう。

ここでは、東海3県の自治体で、無料のエンディングノートを入手できる先をご紹介します。

【愛知県】
1.小牧市 → 「わた史ノート
2.北名古屋市 → 「エンディング(終活)サポートノート
3.日進市 → 「大切な方への絆ノート
4.豊川市 → 「人生の終わりを考える エンディングノート
5.知多市 → 「私のきもち
6.知立市 → 「大切な方への絆ノート
7.長久手市 → 「わたしの思いを伝えるノート

【岐阜県】
1.羽島市 → 「私のエンディングノート
2.関市 → 「関市マイエンディングノート
3.岐阜市 → 「岐阜市マイエンディングノート

【三重県】
1.松阪市 → 「もめんノート

なぜ自治体が無料でエンディングノートを提供しているのか。
その理由としては、単身または夫婦のみの高齢者世帯の増加が挙げられます。
これらの世帯では、家族や近所との交流が希薄になり、いざという時に助けてくれる存在が近くにいない可能性があります。
また、高齢になるほど、自分の意思をしっかりと伝えることが難しくなります。
エンディングノートに大切な情報をまとめておくことで、いざという時に周囲に迷惑をかけることを防ぐことが出来ます。

インターネットサイト

インターネットサイトから無料でダウンロードできるものをご紹介します。
どんなデザイン・内容が良いかによって選んで下さい。

・シンプルな内容で手軽に始めたい → 終活マガジン「終活ノート」
・内容をしっかり書きたい → 日刊葬儀新聞「エンディングノート」
・可愛いデザインが良い → 株式会社ニチリョク「エンディングノート」
・上品なデザインが良い → Microsoft「エンディングノート」

ダウンロードする場合、WordやExcelで直接入力できるものと、PDFで印刷して手書きをするものがあります。

エンディングノート作成の注意点

最初から完璧を目指さない

始める際のポイント1つ目は、初めから完璧にしようと思わないことです。
作成開始時点では書けない項目も出てくるでしょうし、時間が経つことによって変化する内容も出てくるからです。
最初の項目から順番に進めていき、途中でつまづいて書くのを辞めてしまう方がいます。
そうならないために、少しずつ書ける項目から書き進めていきましょう。

保管場所を伝えておく

せっかく作成したエンディングノートも、保管場所を忘れてしまっては意味がありません。
作成した際には、必ず誰かに保管場所を伝えておきましょう。
家族・友人など、信頼できる人に事前に伝えておくことで、真にエンディングノートが完成したと言えます。

まとめ

無料で手軽に始められるエンディングノートをご紹介しました。
まずは興味関心のある項目から、徐々に始めて行きましょう。

Good Endingでは、終活分野の専門家がチームを組んで終活問題解決をサポートしています。
終活の始め方から、専門分野のご相談まで、様々な終活問題に対応する体制が整っています。
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