終活とは「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語で、自分自身の葬儀・お墓・遺言書の準備や、相続・身の回りの生前整理などを行うことを指します。
今では、「人生の終わり」に向けた意味だけではなく、「今後のより良い人生」のためという前向きな意味を持つようになりました。

しかし、いざ家族と終活に向けた話し合いをしようとすると、「縁起でもない!」「まだ先に話!」という具合に前に進まないことも多いのではないでしょうか。
そんなときに活躍してくれるのが、今回ご紹介する終活カードゲームです。

まずはこれをきっかけにして、ご家族と終活に向けた第一歩を踏み出してみませんか。

Happy Endingカード

画像出典 一般社団法人 日本ハッピーエンディング協会

Happy Endingカードは、老後から終末期にかけて生じる問題をシミュレーションできるカードゲームです。
49枚のカードに書かれた問いにYES/NOで回答することで、人生でどのようなリスクを抱えているか確認することが出来ます。
カード裏面には、リスクに関する解説やアドバイスが書かれており、今後どのようなリスクにどう対応すれば良いかの参考になります。

ご家族と一緒にやることで、どのような備えが必要か、お互いの認識を一致させることが出来るため、終活を始めるきっかけになるでしょう。

ご興味ある方は、販売元である「一般社団法人 日本ハッピーエンディング協会」のホームページをご覧下さい。

もしバナゲーム

画像出典 一般社団法人iACP

もしバナゲームは、「人生の最期をどのように過ごしたいか」というテーマを話し合うために作られたカードゲームです。
このゲームでは、重い病気を煩った場合や死に際になって、人が「本当に大切なこと」として考える内容が書かれています。
そのような場面を想像することで、今、自分にとって大切なことは何かに気づくことができ、終活の第一歩として活用できます。

もしバナゲームは医療や介護の現場でも活用されるほどの内容になっています。

ご興味ある方は、販売元である「一般社団法人iACP」のホームページをご覧下さい。

ロス供養カードぴりか

画像出典 株式会社ナイガイ

高校生時代に母親を亡くされ、「生前にもっと何かできたのではないか」という想いを持ち続けた大学生が、山形市の墓石・石材店と協力して作り上げたカードゲームです。
供養について同世代の友人に話しても、あまり積極的に話すことのない状況に疑問を感じたこともきっかけであったとされています。

商品名は「供養」とついていますが、ゲームの中でテーマとして上がるのは葬儀のことだけでなく、大切なものを失った悲しい気持ちや人生の悩みなども取り上げられます。
このゲームを通じて、このような気持ちや悩みに対して、終止符を打つことがゴールになっています。

イラストが可愛く、アドバイス内容もユニークなため、重苦しい雰囲気にならず、和やかに進められるゲームとなっています。

ご興味ある方は、販売元である「株式会社ナイガイ」のホームページをご覧下さい。

まとめ

人は「死」ということについて考えることは大切であると思っていながらも、「縁起でもない」「もっと先のこと」という理由で、先延ばしにしてしまいがちです。
しかし、誰しもがいつ何時、どのような事態になるか分かりません。
今回ご紹介したカードゲームをきっかけに、是非一度家族で終活を話し合う場を作ってみてください。