高齢者を狙う詐欺行為に注意が必要です。
警視庁によると、2020年の特殊詐欺の認知件数は13,550件で、そのうち85.7%が65歳以上の高齢者となっています。
終活の分野においても詐欺行為が発生しており、高齢者がターゲットにされるケースが多いです。
終活という言葉自体は広まってきていますが、詳しい内容が分からないために、詐欺に巻き込まれてしまいやすいのです。
今後の人生をより良くするために役に立つ終活が、このような形で利用されてしまうのは不本意ですよね。

今回は、終活詐欺に遭わないために出来る対策について、解説していきます。

終活詐欺とは

詐欺行為をする男性

終活をしている人が狙われる詐欺のことで、高齢者を狙った詐欺とも言われます。
終活をしている人は高齢者が多いため、結果的に高齢者が被害に遭うケースが多いです。
しかし、最近では終活ブームもあって、20代30代の若い方も終活を始めているので、年齢問わず注意が必要です。

終活詐欺はどのように行われるのか

訪問販売の悪徳業者

終活詐欺の内容として、主に以下のようなものがあります。

高額商品販売詐欺

アンケートの回答や無料の点検サービスなどを装って警戒心を解き、不安を煽るような事を言い、高額な商品を売りつける手法です。
家のリフォームや太陽光パネル・健康グッズなどの高額商品を無理に契約させるといったケースが多く、注意が必要です。

セミナー詐欺

終活に興味のある人達を集め、無料でプレゼントを配布したりお得な情報を伝える事で参加者を募ります。
会場の独特な雰囲気に呑まれ、判断力が鈍ってそのまま契約してしまうというケースがあります。
葬儀や自分の死後についての不安をあおっていく事で、高額商品や嘘の葬儀プランを申し込ませるということも発生しています。

このような詐欺行為を行う悪徳業者は、セミナーが終了するとすぐに姿を消します。
契約書に記載されている住所や連絡先は虚偽で、連絡取ることが出来なくなります。
そのため、消費生活センターや警察に相談しても悪徳業者を見つける事は困難であり、泣き寝入りとなってしまう人が多いです。

悪徳葬儀詐欺

終活の中で、葬儀内容を決める方も多いでしょう。
生前に自分の葬儀を決めておくことで、残された家族の負担を軽減したいという人は多いです。

しかし、生前に安価なプランで契約したにも関わらず、いざ葬儀を行った際に高額な料金を請求されるケースが起こります。
故人が生前に決めているため、葬儀業者から「生前に本人の了承を得ている」と言われたら、結局料金を払うしかないという状況に陥ってしまいます。
さらに、葬儀の慌ただしさで悪徳業者と気付かずに契約してしまい、多額の金額を請求されてしまうケースもあるので注意が必要です。

こんな方は要注意!

要注意の文字

一人暮らしの高齢者

一人暮らしの高齢者は普段から会話相手が少ないため、話相手がいるとつい長話をしたり、自分の事を話してしまったりする傾向があります。
このような方は詐欺師にとっては好都合な相手となってしまう可能性が高いです。
話が弾んだり、親切にされると家に上げてしまうことも多いため、家族や周囲の人がサポートしたり、本人の注意が必要です。

認知症の方

認知症の方は判断能力が低下しているため、注意が必要です。
物忘れが激しかったり、相手の言う通りにしてしまうなどの傾向があるため、周囲の人がサポートすることが何より大切です。

終活詐欺に遭わないための対策

高齢の父の様子を伺うために連絡する息子

一人で判断しない

高齢になると判断能力が低下し、ご自身一人で判断しなければならない状況で冷静に判断をすることが難しいでしょう。
一人で判断して、あとになって冷静になり後悔するケースが後を絶ちません。
家族が知って言い争いになり、関係が悪化する場合も考えられます。
その場で判断せず「家族に相談してから決める」というルールを持つようにしましょう。

必ず見積書・契約書を書面で受け取る

相手を信頼し、口頭で説明を受けただけで納得して契約する行為は大変危険です。
悪徳業者は、そのような好意を利用して詐欺行為を行います。
特に、詐欺を働く場合には高額な商品・サービスであることが多いため、必ず業者名や金額が書かれた見積書・契約書を書面で受け取りましょう。
書面を受け取った場合には、家族や友人など、信頼できる人に内容を見て貰ってから契約するか否か判断すると良いでしょう。

商品・サービス受領後に代金を払う

商品・サービスを契約した場合には、必ず代金支払前にそれを受け取るようにしましょう。
代金だけ受け取って商品・サービスが提供されず、業者と連絡が取れなくなってしまう詐欺行為であるケースが考えられるからです。
葬儀のように、事前に受け取ることが出来ないものに関しては、契約書を書面で受け取りましょう。

まとめ

・終活詐欺は、終活を行う人の中でも特に高齢者を狙う詐欺行為である。
・高額な商品サービス・セミナーには注意が必要。
・一人暮らしの高齢者・認知症の人は狙われやすいので、周囲がサポートすることが大切。
・対策ポイントは、一人で判断しない・書面を受け取る・代金は後払い。

終活は今後のご自身の人生を豊かにしてくれるものです。
詐欺に巻き込まれて、せっかくの終活が台無しになっては悔やまれますよね。
周囲のサポートを得ながら、注意して終活を進めていきましょう。

Good Endingでは、終活の専門家がチームでご相談者様の問題解決に取り組みます。
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ご不安・ご心配がある方は、まずはお気軽にご連絡ください。