終活という言葉が世に出て10年以上が経ち、終活に関心を持たれる方も増えてきています。
実はこの終活、実際に「体験」できることはご存じでしょうか。
予め終活を「体験」しておく中で新たな発見や、自分自身の気持ちに変化が現れたり、今後の生き方を変える転機になるなど、貴重な経験になることでしょう。

今回は、終活体験の内容について解説していきます。

終活とは

高齢夫婦

終活という言葉だけ知っていて、内容をご存じない方も多いと思います。
まず初めに、終活の意味についてお伝えしていきます。

終活とは「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語で、自分自身の葬儀・お墓・遺言書の準備や、相続・身の回りの生前整理などを行うことを指します。
終活というと、字から連想されるのが、人生の「終わり」ではないでしょうか。
自分の人生でどのような最後を迎えたいかを考えることに重きが置かれているように思います。

しかし最近では、残りの人生をどのように充実して過ごすかという、前向きな意味を持つようになりました。

今できる終活体験の内容

陶芸教室

入棺体験

生前に体験出来る終活として、入棺体験があります。
これは、実際に棺桶の中に一定時間入るというものです。
入棺体験では、自分を見つめ直すことで、いずれくる死を前に、これからどう生きるかという前向きな気持ちになったり、漠然とした不安や恐怖を和らげられたりできます。
また、自分がどういう葬儀をしてほしいかイメージしやすくなるようです。

入棺体験は、葬儀会社で体験できます。
お近くの葬儀会社に問い合わせて、実施しているか聞いてみましょう。

骨壺陶芸教室

自身がが亡くなった後の遺骨を入れる骨壺をご自身で作ることも出来ます。
最後まで自分らしさを貫きたい方にとっては、ご自身の遺骨を入れ、ご自身の死後の「家」をも言える骨壺を自分の理想のものにすることも終活と言えます。
陶芸教室に通って、自分の納得する骨壺を作りましょう。

遺影撮影体験

遺影はご自身が亡くなった後、故人の代わりとなる重要なものです。
そんな遺影も、ご自身が納得するものを遺したいですよね。
生前に好きだった服を着て、メイクをして、好きなモノに囲まれて、自分の最高の表情を遺しましょう。
自分の遺影として撮影することを意識することで、残りの人生をどのように過ごすか、新たな気づきや気持ちに気づくきっかけになるのではないでしょうか。

終活へ関心が高まったらやりたいこと

エンディングノート

終活を経験し、関心が高まったら、さらに終活を進めていきましょう。
終活は様々な分野に及ぶため、今のご自身の関心に合わせて選びましょう。
何から手をつけて良いか分からない方は、まずはエンディングノートから始めてみましょう。
ご自身の現状把握が出来、これから先何をしていけば良いか分かるきっかけになります。
健康なうちに、少しずつでも終活を始めてみましょう。

★エンディングノートについての詳しい記事はこちら
 → エンディングノートの目的と内容について
★終活でやるべきことについての詳しい記事はこちら
 → 終活やることリスト!これをやれば安心な8項目と挫折しない方法をご紹介