様々なメディアで終活が取り上げられ、最近では終活をテーマにした映画まで公開されています。
これらを背景に、終活の認知度が高まり、終活に取組み始める人が増えてきました。
しかし、終活は幅広い分野に及び、様々な情報を集めなければなりません。
高齢になってから一人で始めようとしても最後まで続かず、諦めしまう方もいらっしゃいます。

終活では、本人だけでなく、家族のサポートが大変重要になります。
今回の記事では、終活においてやるべき事や、それを家族がどのようにサポートしていくかについて解説していきます。

そもそも終活とは?

ハートに書かれた終活の文字

終活とは「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語で、自分自身の葬儀・お墓・遺言書の準備や、相続・身の回りの生前整理などを行うことを指します。

終活という言葉は、これまでは死後を意識したものとして捉えられてきましたが、近年は「今後の人生をより良く生きるため」というプラスの意味を持つようになりました。
自分が亡くなった後のための準備をするだけでなく、これから先の人生をどのように充実させていくかに焦点を当てて行われるものになったのです。
終活を行うことで、モノだけでなく、人間関係も整理され、また自分が大切にしたい価値観が明確になってきます。

終活とは具体的に何をやるの?

TODOリスト

終活として、具体的にどのようなことをするかについて解説していきます。
主にやるべきととして、次の8つが挙げられます。

  • エンディングノート
  • 生前整理
  • 葬儀・お墓の準備
  • 財産整理
  • 医療・介護の希望
  • 遺言書作成
  • 不要なサービスの解約
  • デジタル終活

★8つの項目について詳しく知りたい方はこちら

何から手をつければ良いか分からない、という方にオススメしているのが「エンディングノート」作成です。
これを書くことで、現状が整理でき、次にやるべき事が明確になります。

★エンディングノートについて詳しく知りたい方はこちら

ご自分の出来るところから、少しずつ進めていきましょう。

家族がサポートすることは?

ハートに書かれたSUPPORTの文字

終活はご自身が主体となって進めていき、残される家族に対して配慮することは大切ですが、家族側もサポートをしてあげることが大切になってきます。

特に生前整理に関しては非常に体力を使いますので、高齢の方がお一人で行うのは大変危険です。
量が多かったり、重いものがある場合にはサポートしてあげるようにして下さい。

それ以外にも、葬儀・お墓の契約や不動産の処分など、事前に様々な業者とのやりとりが必要なケースが多く、お一人で行うには負担が大きい場合があります。
業者との調整や打合せの同席など、お一人では不安な場合には家族がサポートしてあげると良いでしょう。

終活をするうえで、本人・家族が注意すべき事

注意事項と書かれた文字

本人の意思を尊重する

終活を行う上で一番大事なことは、本人の意思が第一であるということです。
本人が何を考えているか、大切にしているか、どうしたいかを明確にして反映させることが肝心です。
家族がサポートする場合、本人と家族の考えが異なり、家族の意思で判断されてしまう場合があります。
前述したとおり、終活には、「今後の人生をより良く生きるため」という意味も含まれています。
本人がその後の人生を充実したものにするためには、「ご自身が決める」ことが必要です。
あくまで家族はサポートに徹するという気持ちを持ちましょう。

終活に早めに取り掛かる

「まだ元気だし、もう少し年を取ってから考えよう」
終活に興味はあるが始めていない理由としては、今すぐ始めるきっかけがないということです。
そのため、後回しにしてしまいがちとなります。

しかし、誰しもいつ何があるか分かりません。
終活の準備は、健康で体力がうちにしか出来ません。
本人がきっかけが掴めないのであれば、家族から話しをする事で、前進することもあります。
重たい雰囲気になってしまうかもしれない、と心配なのであれば、ノートに情報を整理するだけでも構いません。
少しずつ、終活に触れられるようにしていきましょう。

家族は心の準備をしておく

いくら準備をしたとしても、いざ家族が亡くなる場面になると慌ててしまい、どうして良いか分からなくなることもあるでしょう。
終活は、本人の意思が反映された大切なものです。
遺言書のように法的効力はありませんが、内容がきちんと実現できるようにしてあげたいですよね。

いざという時慌てないためのも、心の準備だけはしておきましょう。
準備した内容は、エンディングノートなどにまとめておき、いつでも見返せるように保管場所も忘れにくい場所にするなど、整理しておくと良いでしょう。

まとめ

終活はやるべきことが多くありますが、元気なうちに少しずつでも始めて行きましょう。
ご自身一人で難しい場合は、家族のサポートを受けながら、一緒に進めていきましょう。

Good Endingでは、ご自身で進めることが難しい場合に、終活のサポートをさせて頂いております。
専門知識が必要な分野においても、各分野の専門家がチームとなり、ご相談者様のお悩みを解決致します。
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