終活市場どうなるのか?業界最大級のイベント「エンディング産業展」とは何か?

拡大する終活市場

昨今、よく耳にするようになった「終活」いわゆる「終わりのための活動」のことですが、矢野経済研究所の2018年の調査ではフューネラルビジネス市場規模は1兆8231億円といわれており、2040年近くまで死亡者数が増加していく見通しがあることから、拡大されていくと見込まれています。

今後も高齢化において、伸びていく市場であり、必要とされる市場なことは間違いないようです。

終活の認知率はどうなっているのか?実際に終活に取り組む人は?

では実際に終活に対する認知、または実際に終活に取り組む人はどれくらいいるのでしょうか。

RashiKの意識調査による終活について

RashiK(ラシク)が2021年に行った終活に対する意識調査によると、終活という言葉について「知っている」と答えた人は96.2%です。

しかしながら

「知っている」と回答した人の中で

「おこなったことはない」という人が87.7%

「既におこなっている」という人は12.4%

また「おこなったことはない」という人の中で「いずれはおこないたい」という人が54.7%

「近いうちに始めようと思っている」は20.2%であり、終活はいつかおこなうものだが、まだ先のことと捉えている人が多いということが分かりました。

終活は認知はされているが、実行に移す人はなかなかいないのが現状といえます。

■コロナ渦において終活を意識したという人も!?

終活を始めたタイミングとして、コロナ渦により意識を始めた人が多い印象でしたが、結果は10%ぐらいでした。

「新型コロナによる外出自粛で時間の余裕ができたから」「自分が新型コロナにかかる可能性が心配だから」という回答は7%以下であったとのことです。

コロナ禍での終活に対する意識調査 | RashiK

【アンケート概要】
・調査対象期間 2021年6月2日(水)~2021年6月6日(日)
・調査対象 60代以上の男女521名
・調査方法 Webでアンケートを実施

「50代~70代における終活に関する実態調査2021」先延ばししがちな終活の第一歩を踏み出し、日常に定着させるために

楽々ノートというエンディングノートを運営している会社が行った実態調査によると、

全体の8割の人は終活に”大変または少し”興味を持っている。一方で、継続的に終活を行うことが出来ている人は全体では2割しかいない。終活に「大変興味がある」人だけに絞っても、継続的に終活を行っている人は4割で、終活実施の障壁は高いと言える。

「50代~70代における終活に関する実態調査2021」先延ばししがちな終活の第一歩を踏み出し、日常に定着させるために|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト (ntt-finance.co.jp)

といった結果が出ており、興味はあるが実行に移せていないという回答が多くあった結果になります。

エンディング産業展とは

終活市場を知るには、エンディング産業展に参加してみるのも一つです。

エンディング産業展とは、2022年8月31日~2022年9月2日に開催される予定で、第8回目となるエンディング産業展(ENDEX)は、超高齢化社会や単身世帯数の増加、社会の国際化や女性の社会進出、ひいてはLGBTQなどの個性の尊重などの社会構造の変化が進む日本において、個人個人の人生のエンディングにふさわしい葬儀や埋葬、供養を消費者がサービスとして自由に選択でき、そして家屋や財産の相続など次世代にスムーズに引き継げるよう、次世代の終活産業を創り出す製品・技術・サービスを持つ企業・団体が一堂に集め開催する、日本最大のライフエンディング業界専門展示会と言われています。

2021年は6月に開催され、3日間で12322名の来場数があったとのことです。

まとめ

以上、終活市場についてでした。終活市場は高齢化の昨今ますます規模が拡大していくような流れです。

終活は認知され市場は今後拡大していく見込みのようです。

しかし、まだ実行に移せていない人が多い現状です。

今後どのようになっていくのか注目が必要です。

まずは、一歩踏み出すということでも、一度グッドエンディングに終活相談をしてみましょう。

無料で、ズーム、対面でご相談承ります。