終活を進めていくと、家族に伝えたい想いや相続のこと、葬儀の希望やお墓の購入についてなどまとめておくべき様々な情報が出てくるでしょう。その時に便利なのが、エンディングノートと呼ばれるものです。
終活にまつわることをまとめたもので、終活を取り入れるのであれば是非エンディングノートも作成することをおすすめします。残された家族も、このエンディングノートを見ることで様々な情報を得ることができるのです。
認知症を患ったり、急に寝たきりになってしまうことは誰にでも起こりうることです。自身で指示をしたり判断することが困難になった時のために、介護や終末医療の希望についても記しておけると安心です。

終活やエンディングノートという言葉が出始めた頃は、紙のノートにまとめるのが大半でしたが、最近ではパソコンやスマホで管理をするデジタルのエンディングノートも登場しています。管理が簡単で、修正や加筆もしやすいので取り入れる人も増えています。

今回の記事では、デジタルのエンディングノートの作成方法や注意点などをお伝えしていきます。

エンディングノートに記載しておくべきこととは?

エンディングノートには、万が一のことがあった場合に備えて、自分に関する情報を書き留めておけると安心です。

・自分の学歴、職歴、趣味、好きなものなどの基本情報について
・財産、資産について

・身の回りのこと
・家族、親族について
・死後知らせて欲しい親しい友人や知人の連絡先
・ペットのお世話について
・終末医療や介護の希望について
・葬儀やお墓の希望について


ノートには自分の基本情報のほか、財産や相続について、葬儀や埋葬の希望などを書きます。
エンディングノートを作成しておく目的は、自身の人生を振り返り今後の指針を決めていくという他に、自分がいなくなったあとの家族の負担を減らすという役割もあります。
たとえばどんな施設に入りたいか、終末期の医療をどうするかなど、認知症になどを患い自身で判断ができなくなってしまっても、本人の意思が明確になっていれば家族は本人の希望に寄り添うことができます。
またその時点での財産や持ち物の洗い出しをして整理をすることで、自分と向き合い残りの人生をより良いものにするためのツールとしても有効です。

デジタルエンディングノートとはどんなもの?

最近はスマホが普及したことにより、インターネットやSNSを活用するシニアも珍しくありません。一度使い方を覚えてしまえば、パソコンなどを使い管理するデジタルのエンディングノートは、紙のエンディングノートよりも使い勝手が良い方もいらっしゃるでしょう。
専用のアプリをダウンロードして見やすいようにフォーマットができているものや、エクセルやワードなどのソフトを使い自身が見やすく必要な項目だけを記載した、自分好みのエンディングノートを作成することもできます。

基本的に、デジタルでも紙でもエンディングノートに書く内容は同じですが、デジタルの大きな特徴は、写真や動画などのデータも一緒にを残すことができることです。
そのため、自身にとっても今までの人生を振り返ったり新しく始めたことをまとめたりするのにも、分かりやすくそして見返しても気持ちが楽しくなるものに仕上げることができそうです。

デジタルエンディングノートのメリット、デメリットとは?

・手軽さと管理のしやすさ
デジタルのエンディングノートの場合、普段お使いのスマホやパソコン、タブレットなどがあれば、思い立ったタイミングですぐにでも始めることができる手軽さが特徴です。
新しくノートを購入し、文章に起こすのは億劫に感じる方もいらっしゃるかもしれません。また、ワードやエクセルなどのソフトや無料で使えるアプリを使えば初期費用もかかることもなく経済的です。
また、デジタル編集は紙面よりも修正や削除も簡単にできます。エンディングノートは作成したら終わりではなく、定期的に見直すことも大切です。資産の状況が変わったり、自分の気持ちにも変化が訪れることは充分起こりうることだからです。デジタルならそんな時の加筆修正もしやすく、更新日なども自動的に保存されていくので安心です。
クラウド上などで保管すれば、紙と違い劣化を心配もありません。

また、デジタルの場合スマホやパソコンなどで管理をするため、紛失したり保管場所を忘れてしまうという心配も減ります。
データをクラウド上で保存している場合は、パスワードなどを使い管理しているので機種変更などをしても簡単にデータを引き継ぐことも可能です。

・画像や音声も一緒に残しておくことができる
デジタルのエンディングノートの大きな特徴のひとつは、文章と一緒に画像や音声を残せる点です。
最近は年齢に関係なく、スマホなどを使い写真や動画を日常的に撮影する機会が多く、写真の中に思い出を残す方も増えているのではないでしょうか。
ノートに手書きでエンディングノートを作成している場合、このようなデータは別のメディアに保存をしたり、写真をプリントアウトして添付する必要がありますが、デジタルの場合は文章の最後や途中に挿入することもでき、後から自身で見返した際にもさまざまな思い出を振り返る良いツールになりそうです。

・誤ってデータを消去してしったり、使用していたサービスが終了してしまう可能性も
デジタルデータはしっかりと保存をしておけば心配ありませんが、端末が故障してしまったり、予期せぬトラブルなどでデータが消えてなくってしまうという可能性がゼロではありません。そのような事態に備え、バックアップを残し万が一に際に備えておけると安心です。
また、アプリやインターネット上のサービスを使ってエンディングノートを作成した場合、サービスが終了してしまうケースもあるかもしれません。そのような場合、事前に通知などがあるはずですので、別のアプリに移行したりバックアップを作成するなどの対策が必要になってくるでしょう。心配な場合は、紙に印刷をして保管しておくのも良いかもしれません。

自分にとって続けやすいものを選びましょう

ここまでデジタルでエンディングノートを作成する方法をご紹介していきましたが、デジタルとひとことで言ってもどのように作成するのかはさまざまな選択肢があります。
ワードやエクセルなどのソフトやアプリやクラウド上のサービスを使用したもの、そのほか手書きのものをPDFで取り込んだものもデジタルと言えるでしょう。
もっとも大切なことは、自身にとって負担が少なくできるだけ長く続けられるものであることです。仕事で使っていて操作に慣れているものや、スマホで扱いやすいアプリなど、できるだけ慣れ親しんだツールを用いて気負わずに始めることが長続きする秘訣なのではないでしょうか。
またデジタルのエンディングノートの場合、途中でツールを変更したくなった時にも比較的データを移行しやすいので、途中で使い勝手の良いものを見つけたら変更してみるのも良いでしょう。

まとめ

・エンディングノートは終活を進める中で、自身の人生の振り返りをするためにツールであるとともに家族や友人への
 メッセージの役割を果たす
・デジタルエンディグノートは、写真や動画を挿入することもでき手軽さと管理のしやすさが魅力
・できるだけ継続できるよう、自身にとって使い勝手の良いツールを選択することが大切

スマホが普及し、生活の中にもどんどんとデジタルの波が押し寄せています。買い物やSNSなど便利なツールが増える中、エンディングノートもデジタル化が進んでいると言えます。
自身に合ったアプリやソフトを使ってエンディングノートを作成できると、終活をより楽しく前向きに進められそうですね。

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